排泄介助を図式化し介助する側のケアも

排泄介助を図式化し介助する側のケアも

 

皆が自由にトイレに行けること

 

私は以前特別養護老人ホームで介護員として働いていました。

 

当時の私は福祉関係の資格を取るために勉強中で、現場経験を積むために介護施設で働くことを志望しました。

 

私が担当したフロアは30人ほどの入居者がいて、日中は早番と遅番を含めて5人ほどのスタッフがいました。

 

 

入居者の生活リズムが覚えられない

排泄介助を図式化し介助する側のケアも

 

一番苦労したのは、入居者の排泄介助です。

 

私が担当していたフロアには30名ほどの入居者がいたのですが、それぞれ排泄のやり方が異なっていたので、覚えるのが大変でした。

 

トイレ誘導にしても、見守りだけで良い人もいれば、2人がかりで介助しなければいけない人もいました。

 

またオムツ交換の場合でも、一日に何回オムツ交換しなければいけないのか、把握するのに時間がかかりました。

 

限られた時間で効率よく行うことが求められますが、最初のころは時間がかかってしまい、他のスタッフに迷惑をかけてしまいました。

 

少しでも効率よく行うために私が行った工夫は、図式化することです。

 

何時にだれがどんな排泄介助を行えばよいのかを、1枚の紙に図式化し、すぐに確認できるようにしました。

 

また、Aさんは何の番組が好きなので、何時頃はトイレ誘導を控えるといったことなど、メモを書き込めるように作成しました。

 

加えて、他のスタッフがどのようにトイレ誘導やオムツ交換を行っているのか聞いたり、観察したりして、効率よく行えるコツを学ぶことを心がけていました。

 

トイレ誘導やオムツ交換を効率よく行えるようにできた。皆が自由にトイレに行けるようになったら

 

図を作ったことで、排泄介助の仕方を忘れても確認できるようになり、以前より効率よく介助を行えるようになりました。

 

また、最初は拒否していた入居者も、声かけを工夫することで、スムーズに介助を行えるようになりました。

 

今思うと、最初の頃は焦ってばかりいて、その気持ちが入居者にも伝わってしまったのではないかと思います。

 

排泄は、一番プライベートな部分に関わる介助の1つです。そのため、オムツ交換を拒否する入居者もいます。

 

1人でトイレに行くことは、私たちにとっては当たり前なことでも、高齢になると難しくなります。

 

もし、入居者が全員1人でトイレに行くことが出来たら、もっと自由に生活できるのではないかと考えます。

 

また、スタッフの負担もかなり軽減できると思います。

 

介護は心身共に大変な仕事です。

 

だからこそ、介助する側もケアが必要ではないかと思います。